福島県のどこぞの米の予備検査で、500ベクレルのセシウムが検出されたそうな。 500ベクレルというのは、出荷停止になる暫定基準値であり、これを超えると出荷停止になるらしい。で、ちょうど500ベクレルなら、これを超えていないから出荷してもかまわないという理屈も成り立つわけである。
で、それを聞いたネット住民が大騒ぎしているわけ。 ・500ベクレルも出てるのに何で出荷するんだ。 ・そもそも500ベクレルの根拠は何なんだ。 ・毎日食べるものなんだから、基準値ぎりぎりでもだめだろ。
ちょっと調べてみたんだけど、500ベクレルってのは、あくまで暫定基準値であって、米だけでなく食品はみんな500ベクレルらしい。一応、安全だという根拠もあって、決められたもので何の根拠もなしに決めたわけではないそうだ。(よく考えれば当たり前のことなんだけど)
さらに、500ベクレルというのは、調査した米のなかで最も高い数値を検出したものであって、すべての米が500ベクレル出たわけではない。他のほとんどは200ベクレル以下のもっと少ない値になっている。ついでに、これは玄米の値であって白米にすると、10分の1くらいに減る。
また、過去の大気圏で核実験が行われていた時代には、もっと高濃度の放射線(最高1000ベクレルだそうな)が検出されていたとか。われわれはそういう米をずっと食べてて、これまで何の問題も発生していないわけです。(むしろ平均寿命は延びてるし)
とまぁ、いろいろ調べてみると、騒ぐほどのもんじゃないよねぇ。
そういえば、「たとえ微量であっても、安全な放射能は存在しない」なんて言ってる専門家がいるらしいです。この発言聞いただけで、こいつは専門家じゃないと俺は断言するけどね。(だって、すべての物質はすべて微量の放射線を出してるんだから)
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