衝撃的なニュースがもうひとつ発表されました。
http://www.shinmai.co.jp/news/20111004/KT111003ATI090018000.html「認定NPO法人日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)と信大病院(ともに松本市)が、福島県内の子ども130人を対象に今夏行った健康調査で、10人(7・7%)の甲状腺機能に変化がみられ、経過観察が必要と診断されたことが3日、分かった。福島第1原発事故との関連性は明確ではない。」
ネット民の一部の方々は、早速日本が終わったように騒いでおりますが、某知人の話では、
「病院で検査やってると、標準値をちょっとくらいオーバー/不足することはよくあることだし、それですぐに病気だと判断するほどでないことくらい常識です。この手の基準値はかなり厳しくしていますし、環境や食生活であっさり外れます。大幅に外れない限り、単に様子見ですよ。I-131の半減期は8日だから、1週間後にもう一度検査してみたら?」
だそうです。
もっとも、前者の記事だけ読んでも、「変化があった」というだけで、何らかの症状が出たとか、病気になったとか、今後ガンになる可能性が高いとか、それが原発事故が原因だなんて、どこにも書いてないわけです。
そういったことを書かずに、事実だけをうまいこと書いて、世間の不安をあおって売り上げを上げるのがマスコミさんの得意とするところなわけです。
記事は最後に、
「JCFの鎌田実理事長(諏訪中央病院名誉院長)は「いろいろ意見はあるが、被ばくの可能性は捨てきれないと思う。継続してフォローしていくのはもちろん、福島の新たな希望者がいれば、健康調査の枠を広げるつもりだ」と話している。」
と締めくくっている。
「被ばくの可能性は捨てきれないと思う」とは言っているけど、本当に被曝が原因なのかどうかを調べるのは、非常に大変なはずなので、まともに調査などはしないと思う。よって結果的に、「被ばくの可能性は捨てきれない」という状態だけが、永遠に続くわけである。