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●今日のダブルスチール |
| さて、WBCも終わっちゃったわけですが、いろいろなところで話題に上がっている準決勝でのダブルスチール失敗の件。これについてちょっと書いてみようかと。
ちなみに自分は、知っての通りカープファンなのでコージ山本監督寄りの思考になってますが、そのへんはご勘弁を。あと、野球の戦術などに付いてそれほど詳しいわけでもないです。自分のつたない知識をもとにしただけの持論です。
さて状況は、3点差で迎えた8回。何とか1点を返してなおもランナー1,2塁。1塁ランナーは内川、2塁は井端、そして打席には4番阿部を迎えたところ。ここでコージ山本監督のとった作戦はまさかのダブルスチール。セカンドランナー井端は盗塁を仕掛けるものの、スタートが遅れた?とかで断念、セカンドベースに戻ります。しかし、これを見て飛び出したファーストランナー内川。井端が戻ったのを確認せず、そのままセカンドまで走って1,2塁間に挟まれてタッチアウト。その後の阿部も、セカンドゴロでチェンジ。絶好のチャンスを逃した形に。果たしてこの作戦はとうだったのか。。。
ネット上の意見は、ほぼ100%コージ山本監督の采配ミス。あの場面でダブルスチールなんであるもんか、しかも「行ってもいい」なんていい加減なサインがあるか。やるならやる、やらないならやらないどっちかにしろ。それ以前に、バッターは4番阿部。4番を信頼しなくてどうする。素直に打たせときゃよかったんだ。
ここで話題に上がっているコージ山本監督のサイン。グリーンライトと言うんだそうで「行けるならいけ」という選手任せの指示だったそうな。行けるならいけとは、選手に判断を任せたようなサインだけど、実際のところは「走れ」の指示だと思う。ただ、実際にどこで走るかはピッチャーのモーションとかもあるから、選手自身が判断するしかない。そういう意味での「行けるなら行け」なんだと思う。なので、このサインがいいかげんだとかあいまいだとか言うのは的外れだと考える。至極まっとうなサインだと思う。で、井端は「行ける」と思ったから指示通り走ろうとした。しかし途中で「あ、ダメだ」と気付いたのでやめた。それだけのこと。が、問題は内川。井端が走りかけたのを見て、自分も飛び出した。ここまでは作戦通り。しかし、井端が途中でやめたのを見逃してそのまま突っ走ってしまった。それで、アウト。どう考えても内川のミス。それは内川本人も自覚しているみたいだった。まぁ、井端や監督は、内川に責任を押しつけず擁護していますが、実際には内川のミスだと思う。山本監督人がいいからなぁ。
もうひとつの疑問。打席にいるのはニッポンの4番、阿部慎之介。ここでダブルスチールなんかしかける必要あるのか?おそらくペナントレースであったら、日本がリードしていたら、準決勝ではなかったら、そんな作戦は取らなかったのではないか。負けても次があるのだから。しかしこの試合、負ければもう次はない。しかももう8回。どうしてもここは2点以上取らないといけない。しかも、4番とはいえここまで阿部はノーヒット。この状態で、何も手を打たない監督がいるか?ここは動いて当然の場面だと思う。データでは、ピッチャーのモーションが遅いということだったので、成功の確率は高かったと高代コーチも言っている。たしかに、プエルトリコのキャッチャーは強肩で指される可能性もあったみたいだけど、上記のような状況であれば、動くべきと判断したのだろう。その判断は間違っていないと自分は思う。
結果なんて水もの。判断か正しかったら必ず成功するわけでもないし、間違っていたら必ず失敗するわけでもない。終わったあとでぐだぐだいったってしかたないじゃない。それを結果論って言うんだよね。
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