昨今の、検察庁法改正案などをめぐって「勉強もせずに政治的発言をするな！」という主張に対し「勉強しなければ、政治的発言をしてはいけないのか！」という、意見が噴出してまいりました。ワイドナショーでのEXITの髪の赤い人もそんなこと言ってましたね。

「勉強しなければ、政治的発言をしてはいけないのか！」という主張に対しては、、、もうバカバカしくて言いたくもないのですが、、、、あったりまえじゃないですか。なんで中身を知りもせずに、意見を言うことができるの？ってことでしかないわけです。何も、専門家レベルの知識を得ろと言っているわけではなく、どういう背景で、何が起こっていて、何が問題なのか、その程度のことは押さえておかないで意見も何もないだろ、っていうごく当たり前のことを言っているだけのことなわけですよ。そんなこともわからずに、誰かがこう言ってるから脊髄反射的に「勉強しなければ、発言してはいけないのか！」とかいっているから「勉強しろ！」って言われるんですよ。

たとえば、昨夜マジック界ではヴィンテージでルールスというカードが禁止カードに指定されてしまいました。それに対しマジックをやっているある人が「ヴィンテージで禁止カードを出すとは何事だ！ヴィンテージってのはどんなに強力なカードであっても、使用できるのが魅力なのではないか！これはマジックの堕落だ」とか何とか主張してたとして、これだけを見て、マジックよく知らない人が同調して「そうだそうだ！禁止なんてけしからん」とか主張しているようなもんです。ちょっと勉強すれば、どうしてそういうことになったのかわかるのに。もちろん分かった上で同調するなら、それはそれでかまわんのです。